あたりまえですが、起業で絶対に成功する方法はありません。
どれだけうまくいく方法でも失敗することはあるし、逆に下手な方法でも奇跡的に成功することもあります。
才能の違いと言ってしまえばそれまでですが、じゃあその才能とは何か?
僕が思うにそれは、意識の違いです。
困難な現実にぶち当たろうと、前に進もうとする向上心、これこそが成功者に必ず共通する価値観です。
恋愛もビジネスも、なんでもそうですが、成功事例を聞かされたときに、人間がとる反応は2パターンあります。
ひとつは、それは例外で自分には当てはまらないという反応。
あいつはイケメンだからなあ。
それは天才だからできたことで、自分にはマネできない。
たまたま戦略がはまっただけで、うちにはこの販売戦略は通用しない。
もうひとつは、少しでも自分に利用できることはないかと、事例から吸収しようという反応。
あいつはイケメンだけど、モテるのはそれだけが理由じゃない気がする。実際に、あいつよりイケメンでもモテない人は存在する。何か女性を引き付ける魅力があるのかもしれない。それは何だろう?
そんな奇抜な発想、凡人には考えつかない。仮に思いついたとしても、うまくいくわけがないと思って実行に移さないと思う。じゃあ、なぜその天才はそれを実行に移したのか?何か勝算があったのか?そもそも、それを思いつくにいたった発想は何なのか?
一見、奇跡的に戦略が的中したように見えるが、本当にそうだろうか?無駄がいっさいないないのは、それだけ練られた戦略だということ。どうやったら、無駄のない戦略を立てることができるのだろうか?
どっちが成功しそうかと言われたら、間違いなく後者ですよね。
ネガティブなニュースに対する反応も全く違います。
「政府の経済政策が失敗に終わり、不景気のあおりを受けて、企業が次々と倒産…」
貧乏なのは景気が悪いせいで、自分にはどうしようもない。頑張ってもいいことないから、なるべく頑張らないでおこう。
とやる気をなくすのは、「欲ない、夢ない、やる気ない」の3Yだと言われている若者そのもので。
贅沢できないのは、自民党がしっかりしていないせいで、自分は悪くない、悪いのは政府だ。
と責任を転嫁して、働く代わりに忙しくデモに励む老害。
どちらも、うまくいかない現状をニュースによって正当化しています。
その一方で、向上心のある人は、いかなる理由があろうと、現状にとどまることを良しとしません。
大企業が不振だと聞けば、その原因を探り、商品の寿命が短くなったことが要因かもしれないと考えます。
不景気なのも、産業が成熟したせいで、投資する場所がなくなり、お金が余っているからだと推測します。
商品の寿命が短くなったのなら、小回りのきく小規模なビジネスが有利だし、投資もいらないなら、お金がなくても起業できる。
つまり、不景気の今だからこそ個人が起業するにはもってこいのチャンスだと、どうすれば現状を変えられるかを考え抜きます。
同じ情報を受けとっても、できない理由を探す人と、できる理由を探す人に分かれます。
なぜ、こうも大きな違いができてしまうのか?
現状を肯定する衝動の奥底にあるのは、自分は悪くない、だから誰も私を責めないでという防衛本能です。
現状を好転させようとする根っこにあるのは、成長したいという強い欲求です。
人間にはどちらの欲求も備わっていて、優劣はありません。重要なのはどちらの欲求を満たすかを選択するということ。傷つきたくないがために、安全な場所から一歩も出ようとしないのか、全身ズタボロになっても前に進もうとするのか。
僕もビジネスを始めたてのころは、ほとんど稼げませんでした。今だからこそわかるのですが、その原因は向上心の欠如でした。
ビジネスをよくしようという気持ちはあったのですが、自分自身が成長しようという気持ちが欠けていました。
その結果、ノルマのために作業を繰り返す機械と化しました。ノルマさえ達成しておけばいいんでしょと、思考停止状態でとりあえず手を動かしているだけ。
ただ量をこなしているだけで、質が全くともなってませんでした。そりゃ、うまくいくはずがありません。
それがちょっと質を意識しただけで、結果は目に見えて変わりました。冗談抜きで、成長スピードは10倍ぐらいに感じましたね。
身体は勝手に成長するし、見た目にもわかりやすい変化があります。
でも、内面は放っておいても成長しません。外から見てもわかりません。
サービス残業は嫌だと思いながらも、仕事だからと受け入れるのは、成長ではなくて順応です。自分が傷つかないように、無意識に精神を変化させます。逆らって、自分だけ定時で帰るよりも、順応させて、それを当たり前だと思うほうが、精神的には楽です。
順応というただの変化なのに成長した気になって、夢を語る人に、いい加減大人になれよとか、現実見ろよとか、上から目線で攻撃します。
他人の足を引っ張るのはもはや老害です。歩みを止めた化石人間です。
内面の成長は、現状を甘んじて受け入れるのではなく、受け入れたうえで、学び取ろうとする姿勢からしか生まれません。学びこそが心の栄養です。
ブサイクだろうが頭が悪かろうが、刑務所にぶちこまれようが、学びを放棄する理由にはなりません。
学びをやめた瞬間、人は年齢に関係なく老害になります。
化石人間にならないためには、一生学び続けなければなりません。常に内面を磨き続けなければなりません。
とても苦しい道のりです。想像しただけで嫌になります。
でも、それこそが生きるってことだと思うのです。
生きるのは苦しいのです。
それを受け入れたところから、新しい人生が始まります。
僕は頑張ります。何があっても歩みを止めません。
学びを放棄して老害に成り下がるか、全てから学び続けて成功へと突き進むか。
どちらの人生を選ぶかはあなた次第ですよ。
それでは、この辺で!
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こんにちは!
自分自身が「化石」になってしまうことは、ものすごく意識の中で許せないことなので、常に学ぶことは意識しています。年齢としても、体調的にも、無理が利かないんですが、自分ができる範囲で工場はしていきたいと思っています。なので、自分は後者を選びたいと思っています。
まだ、「5分でイメージが浮かばない」ので、修行が足りません・・・
かっしーさん、こんにちは。
素晴らしい向上心ですね。
無理をしすぎないように、できる範囲で頑張っていきましょう!
成功までの道筋が5分でイメージが浮かぶのはゴール地点なので、焦らなくて大丈夫ですよ。