1万再生が170万再生に!?あの人気CMの裏には緻密に計算された戦略があった

メガネを書けた男の子

 

 

CMは好きですか?

僕は大嫌いでした。
今は無関心。笑

 

子供のころはアニメで曜日感覚を維持するほどテレビにかじりついていたのですが、
CMって邪魔な存在でしかなかったんですよね。

 

しかもタイミングが絶妙すぎて。
まんまとCMを見せさせられてもやっとした気持ちになってました。
えさを目の前にしておあずけを食らうイヌの気持ちがよくわかりました。
飼ったことないんですけどね。

 

最近ではテレビはまったく見ない人や、
録画でCMは全部すっ飛ばす人もいて、
僕は録画でガンガン飛ばす派なんですけど、
CMを見たい人なんてごくまれだと思います。

 

そんなできるだけ見たくないCMですが、
今めちゃめちゃ見られまくってるCMがあります。

それがコレ。


 

なんかクセになりません?

謎の中毒性があって、
つい全シリーズ見てしまいました。

 

僕以外にもそういう人は多いみたいで、
一番多いもので再生回数170万回越えという、
CMとは思えないほど見られています。

ちなみにこのシリーズになる前のCMは1万回も見られていません。

野菜嫌いな子供にいかに野菜を食べさせるかと同じぐらい、
宣伝を見せるのって難しいんです。

 

じゃあなぜ、それだけ圧倒的な結果が出たのか。

 

それは、ギャップです。

 

このCMにはいたるところにギャップが散りばめられています。
ぱっと見でわかるものから、
製作者のにやけ顔がすけて見えるような綿密に練られたものまで、
お手本のようなCMだったので、
これは読者に伝えねばと思い、
今キーボードを乱れ打っております。

 

まずはぱっと見でわかるものから。

動かない
ガチャピンとムックの色
目線

 

動かない
しゃべっている口以外動かないのはアニメではよくありますが、
実写で動かないのは非常に新鮮な経験で、
ちらっとテレビを見ただけでも視聴者はまんまと釘づけにされてしまいます。

 

ガチャピンとムックの色
これもぱっと見で違和感を感じるところですね。
キャラクターに馴染みがあればあるほど引きつけられるでしょう。

 

目線
正面に立っている女性はどこを見ているかわからないし、
わきの4人?は全員身体をそっぽに向けて、
視線は手元のスマホに集中。

セリフをしゃべるのもスマホを凝視したまま。
違和感でしかありません。

視聴者が違和感を感じていると、
いっせいにカメラ目線になって一言。

「UQ」

音楽と相まってインパクトがすごいです。

 

これらはわりとすぐにわかるというか、
違和感を感じる部分だと思います。

人間って違和感を感じるとその原因をつきとめないと気が済まないので、
つい注目してしまいます。

 

これで製作者の狙い通り、
視聴者の注意を引きつけることに成功です。

 

次は少し高度なギャップ。

真ん中の美女は誰?

 

このギャップは注意を引きつけるというよりも、
拡散を狙ったものです。

知名度の低いタレントを起用して、
CMが話題になりだしたタイミングを見計らって、
「CMで話題の美女はだれ?」
といったニュース記事を出すことで、
まったくテレビを見ない層にもアピールすることができます。

 

美女はみんな好きですからね。
自分の目で確かめずにはいられません。
視聴者は美女を見るつもりがまんまとCMを見せられ、
「UQ」というワードを脳に植え付けられます。

そして格安SIMが気になりだしたタイミングで、
植え付けられていた「UQ」が芽をだし、
操られた脳はお店に足を運ぶと。

 

そして一番絶妙だなと思ったのがこのギャップです。

バブリーな衣装と音楽

 

BGMはピンクレディーのUFOに、
パリッとした色遣いの衣装、
バブルを感じさせる雰囲気です。

僕がまさに生まれた年にバブルが崩壊してから、
不況の真っただ中を生きてきたので、
懐かしいというよりも古臭いイメージがあったのですが、
それを全く感じさせませんでした。

 

その理由は絶妙なバブル具合です。

 

完全にバブルではなくて、
どこかバブルっぽい雰囲気。

あくまでも軸足は今においているけど、
そこに隠し味のごとく違うテイストを加える。

 

これが大事で、
ここをミスるとどれだけ小手先のテクニックを使おうと失敗します。

ギャップを演出するつもりがただのパロディー映像になってしまい、
一気にさぶくなります。
そうなると視聴者は見向きもしません。

 

バブル芸人がいますが、
これはそのパロディー感をネタにしているので、
芸としては立派に成り立ちます。
バブル芸を見るのは初めてですからね。

 

最後に、これだけ話題になった理由をあともうひとつだけ。

気持ちよく終わる

 

後半の1980円(イチキュッパ)のシーンなんですけど、
「パ」で音、目線、口の動きが全部そろって、
とても気持ちがいい。
しかも3回連続で。

何度も見たくなります。

 

CMを見せるためにギャップでひたすら注意をひいて、
独特の雰囲気でおもしろさも加えつつ、
美女で話題をさらにあおって、
「UQ」を脳に植え付けたら、
最後は気持ちよく終わる。

完全犯罪のようなあざやかな手口です。

 

ギャップの威力いかがでしたか。
これだけ話題になるので、
ビジネスに利用しない手はありません。

 

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タイトルにギャップがあったからでは?

 

 

それでは、この辺で!

 

 

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