イノベーションで世界に革命を起こす!
誰もが一度は憧れますよね。
ところで、
二番煎じのビジネスしかできない人と、
イノベーションを起こせる人の違いって何だかわかりますか?
実は両者には決定的な違いがあります。
二番煎じばかりやっている人はイノベーションは起こせません。
たまたまヒットしてイノベーションが起こった!とはならないんです。
パクリビジネスもイノベーションも、
どちらもいいところと悪いところがあるので、
どっちのビジネスがいいかは一概には言えませんが、
違いを知っておくだけでも役に立つと思います。
まずパクリビジネスですが、
最初に思いつくのはアプリですね。
iPhoneの登場で突如出現したアプリ市場ですが、
そのほとんどが二番煎じです。
特にゲームは顕著ですね。
パズドラが売れたと聞くと、
それとそっくりなアプリが大量に作られます。
ぱっと見は同じですが、
全く同じではないので、
パズドラが好きな人は無料だしとりあえず遊んでみます。
作る側としては闇雲に作るよりも、
確実に売れる商品がわかってから制作に取り掛かれるので、
ブームのおこぼれでビジネスは安定します。
アプリのようにパクリビジネスで稼いでいる人がいる一方で、
イノベーションを起こして世界を驚かせる人もいます。
イノベーションと言えばappleです。
そしてappleと言えばスティーブ・ジョブズ。
ジョブズが生み出したiPhoneは文字通り世界を変えました。
イノベーションの達人です。
何故ジョブズはいとも簡単にイノベーションを起こせたのか。
それは未来を見ていたからです。
未来で何が流行るかを知っていたから、
イノベーションを起こすことができた。
ちょっと意味がわかりませんね。
つまり時代の流れを予測して、
そこに当然あるべきだと予想される商品を作ったんです。
何かわからんけどすごいものが開発されたぞとなって、
最初は一部の人しか使わないけど、
時代が商品にだんだん追いついてくると、
これだ!となって爆発的に売れると。
そして他社も次々と参入して大きな市場が生まれます。
イノベーションとパクリビジネスが合わさって初めて世界が変わります。
半歩先の未来を予測して、
待ち伏せすることでイノベーションを起こす。
未来の商品だから誰の真似でもありません。
この半歩先が大事で、
これが2歩も3歩も先だとうまくいきません。
すでに存在する商品を真似るのがパクリビジネスで、
存在しない未来の商品を現実世界に生み出すのがイノベーションです。
もっと言うならパクリビジネスは、
すでに製品化されているという意味で言うと、
過去の商品です。
過去の商品を作るとパクリで、
未来の商品を創るとイノベーション。
じゃあ、なぜジョブズだけが未来を覗き見ることができたのか。
それは世界をそのまま見るのではなくて、
抽象化された世界を見ていたからです。
どういうことか?
ジョブズは新商品を開発するにあたって、
コンピュータはこの先どうなるかを考えました。
コンピュータの歴史を超ざっくりと見るとこうです。
世界初と言われるコンピュータの性能は、
スマホの2兆分の1しかなく、
大きさはひと部屋を占領してしまうほど巨大なものでした。
とても一般人が扱えるものではありません。
そこから少し進化すると、
レントゲンのように特定の施設に行けば触れるぐらいにまで普及しました。
しかし一部のマニアが興味を持つ程度で、
まだまだ一般人には遠い存在です。
その後小型化が進み、
やっと一家に一台置かれるにまで普及しました。
そこからさらに小型化されるとノートパソコンが生まれて、
自由に持ち運べるにまで進化し、
今は薄さを競い合っています。
これを簡単にまとめるとこうです。
でかいだけで何に使えるかわからんものが、
外に行けばいじれるようになり、
一家に一台置かれるようになり、
そして持ち運べるまでに進化した。
その様子を抽象化世界で観察したジョブズには、
コンピュータが人間に近づいているように見えました。
現実だけを追っていくと、
ただ小型化されたようにしか見えないので、
ある程度小型化がすんだら、
あとはせいぜい性能があがることしか予測できません。
そこで一段抽象化させることで、
コンピュータと人間が近づいているという本質が見えてきます。
だから、ジョブズはコンピュータをさらに人間に近づけた。
その結果生まれたのがiPhoneです。
iPhoneは名前だけ見ると電話が進化したように見えますが、
実は電話はおまけで、
本質はコンピュータが進化したものです。
電話はマーケティング的に付けたと考えるほうが正しいですね。
パソコンは一家に一台あるものだけど、
携帯はひとり一台持っている。
だからパソコンが進化したよと言うよりも、
携帯電話が進化したよと言うほうが圧倒的に売れます。
さらにその次はもっと人間に近づいてApple Watchですね。
いわゆるウェアラブルコンピュータです。
2歩も3歩も未来ではなくて、
半歩先じゃないとダメだと言ったのは、
iPhoneよりもさきにApple Watchを出しても売れないということです。
何この時計?
針ないやん。
なんか画面変わって、
心拍数とか測れるけど、
別に時間見れたらそれで十分やし。
時計やのに毎日充電しなあかんの?
こんなんいらんわ。
となってしまいます。
充電に関しては今も言われてますが。
必ず訪れる未来でも遠すぎたら時代に拒絶されてしまいます。
単純に技術的な壁が立ちはだかることもあります。
この流れを見ていくとiPhoneの時代が終わり、
これからは本格的にウェアラブルデバイスが発展していくことが予想できます。
さらにそれが発展すると最終的には電脳になり、
脳が直接インターネットとつながるようになります。
その次はマトリックスのように完全にバーチャル世界に入り込むようになるのかな。
そこはちょっとわかりませんが、
どちらにせよ時代の流れとしてリアルとバーチャルが近づいていて、
そこにうまく商品を乗せたのがジョブズです。
リアルとバーチャルで言うと、
パクリビジネス市場のアプリでも最近似たようなことが起こりましたね。
そう、ポケモンGOです。
完全にバーチャルな存在のアプリと、
現実世界を融合させることで社会現象を巻き起こしました。
この辺の話はめちゃめちゃおもしろくて、
未来が待ち遠しくなります。
AIとか電脳化とかめっちゃ楽しみ。
リアル攻殻機動隊の世界です。
長生きせねば。
未来とかAIといった話なら、
2045年問題がおすすめですね。
そこまで難しくないので予備知識がなくても楽しめます。
二番煎じのパクリビジネスは、
誰かが具体化した過去のビジネスの繰り返しで、
イノベーションは、
抽象化された世界の未来の商品を現実に具現化すること。
社会的インパクトは間違いなくイノベーションのほうが大きいし利益も莫大だけど、
うまくいくかどうかは誰にもわかりません。
ここはシリコンバレーの十八番ですね。
同じことを日本でやるよりも、
シリコンバレーに行ったほうが成功しやすいでしょう。
ただ、そのシリコンバレーをもってしても確率はめちゃめちゃ低いので、
人生をかけるかどうかの判断は慎重に。
一方でパクリビジネスのほうは、
ゲーム市場やスマホ市場のように、
ある程度うまくいくことが証明されているので、
成功率は比較的高いです。
純粋に起業するならこっちのほうがおすすめです。
ただ、これが行き過ぎるとDeNAみたいに、
純粋に利益のためのビジネスになってしまうので注意が必要ですが。
それに普通の市場なら大手に潰されて終わりです。
個人の出る幕はありません。
となると既存の事業を真似る純粋なパクリビジネスではなくて、
新たにウォンツを創出するという次世代起業的視点が超重要になってきます。
この視点を持っているかどうかで起業の成功率は大きく違ってくるでしょう。
成功する起業はイノベーションでもパクリビジネスでもなく、
ウォンツを創出する次世代起業です。
それでは、この辺で!
おもしろい!へぇ~!役に立つ!
未来を具現化してイノベーションっ!と思ったらポチっとお願いします!!
コメントを残す