
ブログで稼ぐには大量に記事を書かないといけない。
でも、書けども書けどもまったく稼げない・・
そして、ブログで稼ぐのは無理ゲーとあきらめてしまう。
確かに、ブログで稼ごうと思ったらある程度の記事数は必要ですが、100記事書いてダメだったら、記事数ではなくて、記事の書き方がマズいのかもしれません。

キレイな文章では稼げない
僕は小学生からずっと文章に苦手意識を持ってきました。
苦労して書いた読書感想文を教師に見せたら
「これは本の要約で、読書感想文ではない」
と一蹴され、
それ以来、できるだけ文章から遠ざかってきました。
友達とのメールですら、何度も何度も書き直した記憶があります。
でも、ブログをやるのに、文章が苦手じゃ話にならない。稼ぐ以前の問題。
このままじゃまずいと、文章の書き方について調べました。
- 上手な文章とはどのような文章なのか?
- どんな文章を書けば読者に言いたいことが伝わるだろうか?
少し調べるだけで、読み切れないほどの記事がヒットしました。
- リズムが単調にならないように、語尾に変化をつけよう!
- 1文を短く、句読点をうまく使おう!
- 中学生にもわかる言葉を使おう!
ふむふむ。なるほど。
最初こそ、勉強になるなあと読んでいたのですが、30分で飽きてしまいました。
内容はほとんど同じだし、どれも超カンタン。
文章を読むのは好きだったので、書いてあることはすんなりと理解できました。
確かに、語尾が単調だと変な感じがするし、
新聞とかで四文字熟語ならぬ八文字熟語ぐらいの漢字だらけの組織名が出てきたら、見て見ぬふりをします。笑
学んだポイントを押さえて、わかりやすいキレイな記事を量産。
公開する前に、何度も読み返しました。
誤字脱字がないか、さらっと読んだだけで伝わるか、難しい漢字、専門用語を使っていないか、内容に誤りがないか、
子供の食事にアレルギー物質が含まれていないかチェックするかのごとく、何度も文章を目でなぞりました。
客観的に見ても、キレイな文章が書けていたはず。
なのに、おかしい。
書けども、書けども、まったく稼げない。
見落としていたことがあるかもと、何度も調べましたが相変わらず同じ内容しかヒットしませんでした。
なぜ、稼げない・・
何が足りない?
ブログで稼いでいくと覚悟を決めていたものの、挫折していく人の気持ちが痛いほどわかりました。
出口のない真っ暗な洞窟をたったひとりでとぼとぼ歩いている気分。
他の生き物はおろか、音も光もない冷たい世界でひとりぼっち。
なかばあきらめムードで、ネットをあさっていると、とあるブログと出会い、今までのブログ運営がまるっきり間違っていたと気づかされました。
ブログの成功と文章のキレイさは関係ない
僕のブログ運営の常識を根底から覆したのがこのブログです。
モチベーションを保つために、常に死を意識できるよう、腕にタトゥを彫るという話。
それで、7月にその人が亡くなったとき、この人の分まで自分は頑張ろうと思ったのですが
(またいつものように元に戻ってしまうんじゃないか……)
と不安になり、この現象をなんとか回避したいと色々考えてみた結果、
「ファイトクラブ」っていう映画の中のワンシーンで、ブラッドピットがエドワードノートンの手を硫酸で焼いて
「この傷跡を見て思い出してモチベーション上げろ!」
みたいなことがあったと思うのですが、これはもうそういう感じで行くしかないなと思いまして、
結論を言うと
タトゥ
を入れることにしました。
これが1文。
めちゃくちゃ長いうえに、()や「」もねじ込まれていて、先生に間違いなく赤ペンを入れられてしまうであろう表現。
僕は衝撃を受けました。
文章ってこんなに自由に書いていいんだということ、
何より、めちゃくちゃおもしろいことに。
ぷるぷると肩が震えて、電車で読まなくてよかったとほっとしました。
おもしろすぎて、あっという間に全記事を読んでしまいました。
このブログを書いているのは水野敬也という作家さんです。日本語のプロ。
代表作の「夢をかなえるゾウ」はドラマ化もされて話題になりましたね。
ブログに続いて、本もほとんど読破したんですけど、本ではめちゃくちゃキレイな文章を書かれています。
そんな人が、ブログであえて、文章を崩している。
これがキレイな文章だと、おもしろさは半減していたでしょう。この内容、この文体だからこそおもしろい。
文章にキレイさは必ずしも必要ないんだと理解しました。むしろブログにおいては、それがあだとなることもある。
キレイな文章ではなく本音が知りたい
なんで、こんなにおもしろいか考えてみたんですけど、本音がぶっちゃけられているからなんですよね。
特に、見栄や不安といった、他人に知られたくない黒い心が赤裸々に語られている。
それは僕からしたら一番見下してる人間っていうか
いつも海に行くたびにタトゥをこれみよがしに見せてくる連中に対して
「あいつらタトゥに頼らんと海にも来れん連中だわ。あいつらのタトゥはありのままの自分に対する自信の無さを表してるわ。その意味であいつらのタトゥはむきだしの劣等感だわ。本当に哀れな連中よのぉ」
と、海の隅っこの方で浜辺を歩くカニと語り合ってきた人間なんで、
他人を見下しているという公に発信するのがはばかられる感情すらも、包み隠さず書いている。
タトゥを入れた経緯が、思考がぶっちゃけられているから笑える。
その真骨頂とも言えるのが、オナニー事件です。
35歳の男が事務所でオナニーするところをアシスタントに目撃されるという、パパラッチでも暴露をためらう話をブログでさらしている。
おもしろくないわけがない。
このブログでも、中国でまんまとカモられた話を記事で愚痴ったら、めちゃくちゃ読まれました。
ブログは全世界に向けて書いているようで、思っているよりもパーソナルな空間です。本よりも手紙に近い。
作家の人間性が好きでファンになる人はいません。
でも、ブログは違う。
むしろ、人間臭さがあふれているブログほど読者に好かれやすい。
専門知識ももちろん大事ですが、それ以上に大事なのは、どんな人が書いているか。
本でかじった知識をどや顔で書いたところで、誰にも好きになってもらえません。知識を得るだけなら、本を読んだほうがいい。
知識を振りかざしているブログは、こっちが見下されているようで、なんかイヤな気分になります。
「お前はこんなことも知らないだろうからな、オレが親切に教えてあげるよ」
ブログを本にしてはいけない。
必死にキレイな文章を書いても稼げないわけです。
むしろ、キレイに書こうとすることで、感情が隠された教科書的な文章になっていたのは否めません。
「こんなこと書いたら引かれちゃうかな」
「批判されたらイヤだから余計なことは書かないでおこう」
結果、ただただ知識を羅列するだけの、読者を寄せ付けない冷たいブログになってしまっていた。
優等生な文章を書こうとすればするほど、あなたの顔はかすれていきます。
読者はあなたを怒ろうと思ってブログを読んでいるんじゃない。読者はあの怖い体育教師ではありません。
あなたの話が聞きたくて読んでるんです。右お尻のほくろに毛が生えているとか、あんなことやこんなことまで、赤裸々な話に興味があります。
そのときあなたがどう感じて、何を考え、どう行動に移したか、読者が引くぐらい本音をぶちまけてやりましょう。
専門知識は誰が書いても同じですが、あなただけのオリジナルな体験には唯一無二の価値があります。実績や、専門知識に自信がない人ほど、リアルな体験を意識するようにしましょう。
他人には書けない、あなただけの文章が書けたとき、きっと読者と一緒に結果もついてきますよ。
それでは、この辺で!
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こんにちわ!
ランキングからきました。たろしんと申します。
初心者でブログ色々訪問させていただいています。
本音をさらけ出す。って大事なんですね。
赤裸々な記事ってやっぱり面白いですもんね。
たろしんさん、こんにちは!
コメントありがとうございます。
やはりその人にしか書けない話というのはおもしろいですね。
こんにちはです、
個性のある面白い記事は読んでいて楽しいですからね。逆の立場から考えれば、読んでもらいたいなら自分なりの、自分でしか書けないような記事を書きたいですね^^
きりたんさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
「個性のある記事はおもしろい」本当にそうですよね。
読んでよかったと思ってもらえるような記事を書きたいですね。
もっと、頑張らねば・・・