プロフィール

カラー

僕は変態が大好きです。

 

無駄としか思えないようなことに、なぜか一生懸命で、

何でやってるのと聞くとニカっと笑って、好きだからと答える変態。

好きなことに全体重を預けることに快感すら覚える変態。

普通じゃない自分を拒絶することなく、個性として受け止め、さらにそれを光らせることに喜びを感じるド変態。

 

お金ではなく、

自分の中の「好き」の奴隷になることを選んだ変態。

周りを気にせず突っ走るくせに、誰かに理解してほしくて、理解されたらめちゃくちゃ嬉しそうに笑い、もっと私のことを知ってくれと言葉が止まらなくなる変態。

 

なんて可愛いんだ。

 

まったく興味のなかったことでも、変態が楽しそうに語ってるのを見ると、いつの間にか好きになったりして、

興味を広げてくれるのが気持ち良いんですよね。

この世には、僕たちが知らない魅力的なものがたくさんあります。

もう、それはそれは膨大。

バイバインで増殖し、のび太を絶望の淵に叩き落としたまんじゅうよりも、もっともっとたくさんあります。

 

でも、たった一回の人生で味わえるのは、ほんの一握りだけ。

僕は毎月100冊も読むぐらいマンガが好きですし、一生読み続けても飽きない自信があるんですけど、

それだけだと、やっぱりつまらないなと思います。

焼肉の食べ放題でカルビだけ食べ続けるようなものです。

 

たまには、他の肉も食べたい。

富士山に登って雲を見下してみたり、

美術館で曲線だらけの絵を理解しようと首をかしげてみたり、

夜景の見えるレストランでロマンチックにワイングラスを傾けてみたり、

グラサン越しに太陽とにらめっこしながら、ビーチで伸びてみたり…

タン塩があるからこそ、カルビはうまいのです。

 

でも、僕が思いつく楽しそうなことは、たかがしれてます。

楽しそうなことをやって楽しいのは当たり前というか、感動がないんですよね。

楽しかったなと口で言い切ってしまえるレベルの楽しさ。

写真を見ないと思い出せないレベルの楽しさ。

 

僕が本当に経験したいのは、そんな楽しさじゃないんです。

蹴飛ばすしか価値のなかった石ころが、実はダイヤモンドだったぐらいの、

え、お前ってそんなに魅力的なやつやったん!?という

ある種アハ体験のような、いつもの世界に新しい色が加わるような、

無視できない魅力の発見。

 

カルビだけじゃなく、上ロースに、アイスに、タピオカ、

いやいや、網の横にあるコップを焼いてみたらうまかったというレベルの経験がしたい。

 

本当に、偶然というか、自分でも驚いているんですけど、

ちょうどこのプロフィールを書いてるときに、まさにコップを美味しく食べちゃうようなことがありました。

 

“文章を書く魅力に気づけた”

 

僕にとって、文章を書くのは苦痛意外の何ものでもありませんでした。

絵も描けない、歌も歌えない、楽器も演奏できない。

表現する手段を何も持ってない僕に残された最後の手段、

それが文章を書くということでした。

 

岩か、砂、泥、砂利のどれかを食えと言われて、

飲み込めそうと仕方なく選んだ泥。

それがインスタントのコンソメスープぐらいには美味しくいただけるようになりました。

 

文章に悩むのが苦痛ではなくなりました。

パソコンに向かうのがちょっと好きになりました。

 

更新が途絶えたこともありましたが、なんとか4年ブログを続けてきて初めて、文章を書きたいと思えるようになりました。

マクドナルドでちょっと感極まってます。恥ずかしいです。

 

そんな文章を書く魅力を教えてくれたのは、

やっぱり変態でした。

 

どんなに魅力に溢れたものでも、楽しみ方を知らなければ、すれ違っても気づくことができません。

変態は、いい意味で狂ってます。

磁石を擦り付けたスプーンが磁力を帯びるように、

その狂気は、近づいた人を次々と狂わせます。

日常がつまらないのは狂ってないからだという、狂った考えで頭を支配していきます。

 

だから、僕は正気に戻らないために変態の尻を追っかけ回すことにしました。

 

これだけ変態が好きと言っておいてなんですが、積極的にリスクを取ることができる人は、バカなんじゃないかとすら思います。

安定を捨てて、うまくいかなかったらどうすんの?

腰が曲がる歳になっても、夜中に赤く光る棒を振って交通整備をしないといけないかもしれない。

雨の日も風の日も、雪の降る正月も。

こたつにみかんの幸せを一生味わえないかもしれない。

 

それを承知でリスクを取る。

 

脳が正常に機能していません。

ほとんどの人が気付いてるように、真面目に働いた方が幸せになれる可能性が高いんですよ。

上から言われたことさえやっておけば、正月にはこたつでみかんを頬張りながら漫才を見てバカ笑いできますから。

 

それでも、自分のやりたいことを我慢できない大馬鹿野郎。

リスクとかリターンを計算できない、いや計算しようともしない、本能に従うことでしか満足できない獣のような変態。

そういう人がね、もうたまらなく好きです。

 

あらゆる恐怖に打ち勝ち、一歩を踏み出した人の、まるで生まれ変わったかのような生き様を見ると思わずうるっとしてしまいます。

すごいなあ。たくさん悩んだんだろうなあ。味方がいなくて心細かったろうなあ。

 

それでも一歩を踏み出すことを選んだ。

その”勇気”が尊い。

 

こっちまで勇気づけられる。

今日は眠いからサボるかと思っててても、気付いたらキーボードを叩いている。

文章で感情を発散しないと、熱くってしょうがない。

僕はこの勇気を主食にして狂いながら生きていきたい。

 

ブログやTwitterで変態を応援する。

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  誰かが変態に目覚める

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テンション上がってまたブログ書く

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    無限ループ

こういうね、変態サイクルをぶん回していきたい。

世界初の永久機関。

アインシュタインも実現できなかったことをですね、変態で実現していきたいと思います。

 

社会を変えたいなんてたいそうなことは考えてません。

だって、しんどいじゃないですか。

 

社会を牛耳って既得権益をすすってる人は変化を拒みます。

その脂肪のたまったお腹で押し潰そうとしてきます。

敵も多いでしょうし、法律とかいろいろ絡んできて、やれ訴訟だなんだと、めんどくさいに決まってます。

めんどくさいことの代わりに楽しいことをやりましょう。

 

上から言われたことじゃなく、心が好きと感じたことに飛びつきましょう。

 

その方がきっと、いい一日になります。

 

ひとりでも変態が増えますように。

 

そう願いながら、今日も僕は変態の尻を追いかける。