「あえて、レールから外れる。逆転の仕事論」を読んで思ったこと。

あえて、レールから外れる。逆転の仕事論

 

前から気になっていたので早速Amazonで購入して読んでみた。

 

この本は普通の本と少し違っていて、ホリエモン本人がたんたんと語るのではなく、8人のイノベーターのエピソードを紹介し、それにホリエモンがコメントを加えるというもの。
各分野の第一線で活躍されている方々のリアルなエピソードが満載なので説得力が段違いです。
それぞれのエピソードも数ページと短いので、読書があまり好きでない方でもさくさく読めちゃうと思います。

 

 

本書を開いて1ページ目、一番最初の文。

 

「あなたはいま、自分の仕事をしていますか」

 

ドキりとするセリフ。
毎日惰性で生活することに慣れてしまっている人も多いはず。
そんな心にするどく突き刺さる言葉。
本書ではビジネスマンを「仕事を作る人」と「仕事を引き受ける人」にわけています。
そして仕事を作る人というのが本書に登場するイノベーターたち。
これからの時代の新しい生き方を身をもって示しているのが彼らイノベーターだといいます。

 

「大企業に入社したら成功できるという従来の成功モデルは溶けてなくなった。」
こちらも相当ショッキングなセリフ。
これは自分でビジネスをするようになって身をもって経験しましたね。
個が試されている時代だと感じます。

 

 

あともう一つ「常識」というキーワードが何度も登場します。
今までは大学を出ればすぐに会社に入社し、定年まで勤め上げるのが社会の常識。
与えられた仕事を黙々とミスなくこなすのが優秀なビジネスマンという社会の常識。
失敗は悪だという社会の常識。

 

大抵の人はこの社会の常識を物事の判断基準にしてしまっていますね。
学校教育がもともと優秀なビジネスマンを生み出すことが目的だから、この思考回路がこびりついてしまうのは理解できます。
でもそれを続けていたらイノベーターにはなれっこないし、なによりも楽しくないと思う。
社会の常識というのは圧倒的多数の人の考え方なので、言ってしまえば平均的な考え方ということです。
自分の意思を押し殺し、社会の常識に判断をゆだねてしまえば平均的な人生になるのは間違いありません。
そして気づけば社会の常識が自分の常識になってしまっている。

 

逆に仕事を作るイノベーターの8人は社会の常識ではなく、自分の常識に従って行動しています。
社会の常識に飲み込まれないように自分の常識に必死に耳を傾けているようにも感じました。
自分がワクワクする、やってみたいと思うことに全て”yes”と答え、ワクワクしない、やりたくないと思うことにはためらいなく”no”をつきつける。
イノベーターがイノベーターたる理由はここにあるんじゃないかと思う。
ややこしいことは一切考えない。
ワクワクするかしないか、やりたいかやりたくないか。
そして自分の決めたことに対する執念がすごいです。
よく成功するには成功するまであきらめないことだと言われるけど、本当に間違いないなと思いました。
死ぬ直前のベッドの上でもやりたいことをやり続けるという覚悟と気迫を感じましたね。

 

 

8人の中で一番印象的だったのは書道家の武田双雲さんのエピソードです。
大河ドラマの「天地人」の字を書いたのもこの方。

 

不意に、フワーッと、ものすごく集中する瞬間に入る時があります。
例えば黒板の先生の字。「」が格好良かったら、もうそれしか目に入らない。なんて個性的なフォルムなんだ!と、ノートに書き写しまくります。はたからは熱心な生徒に見えますが、ただ延々「しんにょう」を書いているだけなんです。

 

しんにょうに惹かれるところはさすが書道家、凡人にはとてもついていけません。
どちらかといえばしんにょうは嫌いでしたしね。
それよりなんといってもその集中力。
しんにょうがスイッチになって一気に集中してしまう。
ちょっと想像できない世界です。

 

また普段は注意力が散漫でよくものを壊したり骨折したりするけど(大学時代のあだ名はデストロイヤー)、瞬間的な集中力はものすごく、特に書道となるとまわりの環境がほとんど気にならないほど。
その書道で身につけた一種のフロー状態に自分でなれるといいます。

 

注意力散漫なんだけど、ミスの回数と同じぐらい、一種のフロー状態というか”ゾーン”に入る瞬間が、たくさんあります。

 

このゾーンに入る瞬間というのはトップアスリートのようにごく限られた人しか経験できません。
そのトップアスリートの中でもその状態をコントロールできるのはさらにごく一部。
この無敵状態にいとも簡単になってしまう。
もし双雲さんがアスリートなら間違いなくオリンピックに出場していたでしょうね。

 

 

僕自身、一つのことに集中するというのが苦手なのもあってこの双雲さんのエピソードは刺激的でした。
狙ってフロー状態になれるというのはすごく興味があります。
この記事を書いている途中にも、フロー状態をぐぐったりしてますからね。
フローの提唱者チクセントミハイの本までポチりました。
買い物なんかしてる場合じゃありません。
フローとは正反対です。

 

無敵状態になりたい、と強く思いました。

 

それでは、この辺で!

 

 

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