
好きなことをして生きている人といえば?
そう路上パフォーマーです。
観光地など、人の集まる場所で、聴衆を魅了する路上パフォーマー。
チップ文化のない日本で、日本人がチップを払う数少ない機会であると同時に、
いくら払ったらいいかわからず変な緊張を味わう路上パフォーマンス。
今回は、まさに路上パフォーマンスで好きなことをして生きている、絆名書く人(きずなしょくにん)の平田大輔さんに、突撃インタビューしてきました!
絆名という、名前の一部が繋がっている素敵な作品を書いてらっしゃいます。
路上での書道がきっかけで、こんなに素敵な作品が創れるようになりました。ママと2人の子供のお名前を繋げた絆名(きずな)。生意気かもしれませんが、自分で素敵だと思えない作品は人にプレゼントできません♫ pic.twitter.com/JUXjjEagrN
— 絆名書く人(きずなしょくにん) 平田大輔 (@hiratarahirata) 2018年10月2日
めちゃくちゃ素敵ですよね!
僕は一発でファンになりました。
こんな素敵な作品を生み出す平田さんとは、どんな人なのか?
書道を始めたきっかけは?
普段どんな生活してるの?など
気になる疑問を聞いてきたよ。
目次
書道を始めたきっかけはお金のため




そのかたわら、趣味と、少しお仕事にもつながっているんですけど、書道で作品創りをしています。

英会話スクールでスタッフをされているんですね。
書道を始めたきっかけって何だったんですか?

だんだんと好きになってはまってしまいました。

最初はお金のためだったんですね。
最初から書道が好きだったのだとばかり思ってました。
でも、お金のためなら、もっと他にいい手段があったのではないですか?

あまり好きな言葉じゃないんですけど、貧乏旅行をしていて、お金を節約しながら旅をしていました。
その中で、オーストラリアに行ったんですけど、オーストラリアは僕たちにとっては、すごく物価が高くてですね、
宿代でも出ればいいやという気持ちで始めました。
なぜ、書道を選んだかというと、友達に路上で書道でもやればチップもらえるんじゃないと言われたからです。

めちゃくちゃ軽いですね。
そんな何気ない一言がきっかけだったとは。
最初の一枚が初めての作品

なので、奥さんが書いて、僕がしゃべるというのがスタートだったんですよ。
でも、奥さんがトイレとかでいないときに、人が来ちゃったりして、
これはやらなきゃと思って、初めて書いたんですよ。

えっ!?
初めての書道が、路上のお客さんのためだったんですか?

字はひどいもので、罪悪感がすごかったんですけど、
オーストラリア人さんは、見てもわからないので、ものすごく喜んでもらえて、
やっていくうちに、反応がすごく楽しくてハマっちゃいましたね。

わかります!
ブログも反応があると書いてよかったって思いますもん。(みんなツイートよろしく!笑)
値段をつけて売っていないということは、即興で作品を創るということですよね?
どんな文字を書かれているんですか?




日本ではチップをもらわない理由

4年前にお金のために、路上で書道を始められたということですが、
今も最初と変わらず、チップをもらってるんですか?

むしろ、お断りさせていただいてます。


お金よりは、色んな人に会いたいとか、人数書きたいんですね。


チップってやっぱり日本だと、いくら渡したらいいんだろうとか、
ひとりの方からいただくと、次の方がなんか払わなくちゃいけないんじゃないかとプレッシャーを感じてしまうので、
完全無料でやってますね。

日本にチップの文化ないですもんね。
気持ちだけくださいと言われても困ってしまいます。
その国に合わせてスタイルを変えている


こないだロンドンの路上でやってきたんですけど、両方やってみたんですね。
チップをもらうのと、もらわないの。
そしたら、ロンドンがチップ文化だからなのか、
チップをいただいたほうが、みんなが気持ちよく喜んでくれているように感じました。
チップを断ると、「え、なんでなんで?」と戸惑われてしまって・・・
「本当にもらっていいの?」って、作品を受け取ってはくれるんですけど、
嬉しいけどなんかモヤモヤするというお客さんの気持ちを感じて、
それなら、ここはもらったほうがお互い気持ちよくていいかなと思ってもらってます。

日本とはだいぶ様子が違いますね。
チップひとつなのに奥が深い。

実は、南米に行ったときは、チップをもらうのが嫌になってしまった時期があって・・・


チップをいただくと、ついつい入れてくれた金額とかに目がいっちゃうんですよ。
もともとチップ目当てじゃないと自分では思ってたんですけど、金額を気にしている自分に気づいて嫌になっちゃったんですよね。
それで、チップをもらうのをやめてみたら、
また、すごく楽しくなりました。
あと、今はフィリピンでたまにやるんですけど、所得があまり高くないので、無料でやるとすごく喜んでもらえます。


今のところ路上でやるのは、お金のためじゃないので、
やりやすいスタイルでやるという感じですかね。
たくさんの人が来てくれるような環境を作れればいいなと思ってやってます。
同じ書道文化の中国人の反応は?



ヨーロッパで書道はなかなか見ないですもんね。
書道をやるのにもってこいの場所だと思います。
そういう意味だと、中国は書道文化ですけど、中国での反応はどんな感じなんですか?


日本人から見ても、ダイスケさんの作品すごいですもんね。
魂~る(たましーる)っていう、こんな素敵なシールまでいただいて。
これ、本当に格好いいです。
もったいなくて貼れない。笑


魂T(たまT)もあるよ!

ダイスケさんに名前を書いてもらおう


これから増やしていきたいと思っているので、見かけたらぜひ声をかけてください!



思い切ってやってみると面白いかもよ

最後なんですけど、
このブログって好きなことをして自分らしい人生を生きたいという人に、たくさん読んでもらってるんですけど、
なかなか一歩を踏み出すのって怖いと思うんですよね。
よかったら、そういう人たちへ、励ましのメッセージをお願いします!

最初に書道するのもめちゃくちゃ緊張して、40分ぐらいずーっと周囲をウロウロしてたんですよ。
でも、やらないと男じゃないと思って、やってみたら色々変わってきたので、
ちょっとでもやりたいことがあれば、思い切ってやってみると面白いんじゃないかなあと思います。


今回のインタビュー動画はこちら。
動画では、ブログで泣く泣くカットしたおもしろい話も全部聞けるので、よかったら視聴してみてください。
- 30歳で書道を始める前は何をやっていたのか?
- 英会話スクールのスタッフってどんなことをするのか?
- 日本ではなく、セブ島に拠点を構えている理由とは?
- セブ島で働くことになったきっかけは?


00:30 どんな活動をされているのか?
01:08 書道を始めたきっかけ
01:50 お金を稼ぐのに、なぜ書道だったのか?
03:06 書道をやったことがないのに、お客さんに何か書かないといけない大ピンチ
03:40 超かっこいい魂~る(たましーる)と魂T(たまT)
04:31 日本ではチップを受け取らない理由
05:30 英語で客寄せ。どんなこと話してたの?
06:10 路上書道を始める前は何をやっていたの?
06:40 世界に旅に出ようと思ったきっかけ
07:36 英会話スクールの教師とスタッフって何が違うの?
08:04 セブ島で働くきっかけは?
08:33 シュンの旅人への偏見。笑
08:53 仕事をしながら旅ができる職場の仕組みとは?
09:56 チップをもらうのが嫌になってしまった理由
10:45 ロンドンでのチップ事情
11:32 フィリピンでのチップ事情
11:48 路上書道で一番大事にしていること
12:36 今後の活動予定
12:48 次に行きたい国は?
13:02 同じ書道文化の中国での評判は?
13:35 大阪城で80人に書いた話
14:29 どうやって即興で作品を創っている?
15:10 絆名書く人(きずなしょくにん)の所以
16:21 会社に勤めているときと、今と比べてどう変わった?
16:58 ひきこもりブロガーの苦悩
17:39 頑張らずにモチベーションを保つ方法
18:16 奇妙なバーで出会った、奇妙な人たち
18:59 ダイスケさんがこれだけは言いたいこと
20:02 ダイスケさんから、一歩を踏み出せないあなたへのメッセージ
PS.
好きなことをして生きている人にインタビューするという初めての試みだったんですけど、楽しんでもらえましたかね?
これから、いろんな人にインタビューをしていこうを考えています。
この職業の話を聞いてみたいとか、俺をインタビューしてくれとかありましたら、TwitterにDMください!
この記事が面白かったら、ツイートしてくれたらうれしいです!
カメラマンの裏話を暴露した記事もあるよ!
合わせて読みたいフリーランスのカメラマンに業界の裏話を暴露してもらった