
就職したくないと思うのは悪いことなのだろうか?
僕の経験から言うと悪いことみたいです。どうやら。
僕は今、就職せずにブログで稼いでいます。
僕がブログを始めたのは、インターンで加藤さんに出会ったのがきっかけでした。
加藤さんはベンチャー企業の経営者です。
就職したくないけど、起業のやり方なんてわからないから、とりあえずベンチャー企業に潜り込もうと、とある会社のインターンを受けたら、加藤さんと出会いました。
5年ぐらい働いて、独立できたらいいなと思っていたのが、下積みなしで、いきなり起業することに。
僕はビジネスで食っていくと腹をくくりました。
研究室の教授に伝えると、耳を疑う言葉が返ってきました。
「君は、騙されている。」
このとき僕は理解しました。就職しないのは悪いことなんだと。
そのとき、教授とは出会って1カ月。
加藤さんとの関係のほうがよっぽど長い。100時間以上話を聞いたり、将来について相談に乗ったりしてもらってます。
それを出会ってろくに話もしていない人に、詐欺師扱いされたのは正直腹が立ちました。

詳しい話は何もしていないのに、頭から詐欺だと決めつける。
就職しないのは悪だと、思考が凝り固まっている証拠です。
この人には何を話しても無駄だと思いました。
結局、最後まで賛成されませんでしたね。
まあ自分の人生なので、誰がなんと言おうとどうでもいいですが。
あなたが就職したくない理由はなんでしょう?
やりたい仕事がなかったり、
サービス残業などで労働時間と給料のバランスを考えると、フリーターのほうが魅力的だったり、
就職すると趣味の時間を持てなかったり、
いろいろあると思います。
就職したくないというより、就職する理由がないんじゃないですか?
僕が騙されていると言われたように、世間には就職しない人を責める風潮があります。
就職したくないと言うと、社会人の自覚を持てだとか、大人になれよとか、就職しないのは甘えだとか、就活から逃げるようなら何をやってもダメだとか、みんな頑張ってるんだからお前も頑張れとか、いろんな言葉が飛んできます。
うるせえって思いません?
僕は思います。放っておいてくれ。
就職したくないと言っただけで、人格まで否定される。冷静に考えて、異常です。
そもそも、就職したいと思わせてくれない社会に問題があると思うんですよ。
商品を買わないお客に向かって、お前は見る目がないとか言いませんよね?
お客はほしいと思えば買うし、いらないと思ったら買いません。
商品が売れないのは、お客にほしいと思わせれなかった売る側の力不足です。商品が魅力的じゃなかったのかもしれないし、単純に価格が高かったのかもしれません。それをお客のせいにするのは明らかに的外れ。
でも、就職となるとこれが正当化されてしまう。
就職する理由を提示できない社会には誰も触れず、就職したくない人をよってたかって否定する。
就職させたいなら、メリットを伝えるのが一番です。
それをせずに常識という盾のもと、一方的に人格を袋叩きにする。
恐ろしい話です。
就職が魅力的ならみんな喜んで働きます。
働いた分だけしっかりと給料がもらえて、残業もほどほどで、成果に応じて適切な評価をしてもらえて、老後も安心して暮らせるぐらいの退職金が約束されているなら、誰も就職したくないなんて言いません。
20年もちんたらデフレを続けてなお、出口は見えない日本経済。
平均寿命は伸び続けているのに、頼みの綱の年金は受け取れるかわからない。
お先真っ暗です。
ついこないだも定年が60歳から65歳に伸びましたし、僕らが老人になるころには、80歳で現役とかも普通にありそうです。
年金がもらえないぶん体力の限界まで働いて、退職したらあとはずっとベッドの上での生活とかも想像できます。
年齢でリタイアするのではなく、体力の限界でリタイアする。
少ない給料を切り詰めて作った貯金が、趣味や旅行ではなく老後の医療費にあてられるとか笑えません。
今しかできないことはやってはいけないでも書きましたが、就職するかしないかなんて、選択肢のひとつでしかありません。
なのに就職したくないと言うとネガティブな言葉が飛んでくる。
大学を卒業したら就職すべきだと、いかに社会が凝り固まっているかを感じますね。
別に就職しなくてもいいと思います。僕もしてませんし。
世間の常識に従って、やりたいことができなくなるぐらいなら、騙されていると言われようが好きなことをして生きたい。
そっちのほうが100倍楽しいですからね。
就職したくないと言っても、別に働きたくないわけじゃないと思うんですよ。やりたい仕事があれば喜んで働くし、誰かの役に立ちたい気持ちはあると思います。
むしろ普通で終わりたくない、何かやってやりたいという気持ちが強い人ほど、就職に違和感を感じるのではないでしょうか。
何かやりたいけど、目の前にあるのは就職という微妙な選択肢だけ。
それを拒めば人格を否定されてしまう。
なかなかの八方ふさがりっぷりです。
学歴社会は理不尽だと思います。
勉強が不得意な人にとったら完全な負け戦ですからね。
確かに学歴社会でうまくいった時代もありましたが、不景気から抜け出せないところを見ると、そろそろ新しい価値観が生まれてもいいんじゃないでしょうか。
生まれてこのかたずっと景気は悪いですが、僕は日本に生まれてよかったと思います。
治安がよくて清潔で、インフラも整っていて、ご飯も安くてうまい。
それは感謝してます。
でも、僕はもう社会に何も期待していません。特にお金に関して。
税金は納めるし、年金も払うけど返ってくると思ってません。
返ってこないつもりで払うので、別に制度が破たんしようが怒りもわきません。人口も減るし仕方ないかーって感じです。
老後のお金は期待できそうもないし、就職しても奴隷のような生活しか待ってない。
ならもう自分で稼ぐしかないかってことで起業しました。
好きなことをやって、それをブログに書いてお金を稼ぐ。
こんなに楽しいことはありません。
将来楽をするために今頑張っても、楽をできる将来がやってくるとは限りません。
老後の入院費のために働いている人はいないと思います。
稼ぐ力さえ身につければ、お金の心配はなくなります。年金がもらえようが、もらえまいがどうでもよくなります。
将来の不安は消え去り、今日は何をしようかというワクワクに変わります。
選択肢がこれしかないからと、夢をあきらめて労働に人生を費やすのはつらいです。いいかげん働きなさいと言われて、肩身の狭い思いをし続けるのはもっとつらいです。
働かなくてもお金さえ稼げたら誰も文句は言いません。
就職したくないと思ったら、自分で稼ぐことを考えてみてもいいかもしれませんね。
それでは、この辺で!
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引き続きコメントをさせていただきます。
自分は、普通に会社員をしているため、一般的・常識的な生活をしているし、家族もいてまだネットビジネスの結果も出ていないため、とりあえず今は抜け出すことはできていません。
しかし、世の中の「常識」については、大きな疑問を持っており、いろいろなものを犠牲にして「就職」という考え方には否定的な見解を持っています。
なので、この記事を読ませていただき、非常に共感しました。
若い方だからこそ(というのもステレオタイプでしょうけど)、非常に柔軟な思考をなさっていると感じます。そして、国も会社も守ってくれなくなる世の中になりつつあるからこそ、自助努力をしなければならない、というのは間違いないと思います。
いろいろな気付きと確認をさせていただき、ありがとうございます。
かっしーさん、コメントありがとうございます。
常に常識は疑っていきたいですね。
ビジネス頑張ってください!