善く生きるために、死ぬ – ソクラテス先輩に学ぶ理想の死

死後の世界
きむしゅん

こんにちは!ほろ酔いのきむしゅんです

あらかじめ断っておきますが、酔いながらブログを書くなんて、決してアル中というわけではなく、

ほろ酔いなのには訳がありまして、

というわけで、カフェで今作業をしてるのですが

ヤモ助

酒を飲む言い訳だろ!

きむしゅん

ち、ち、ち、違うわ!

失礼なヤモリはさておき、

みなさん、酔ってるときって、普段考えないようなこと考えたりしません?

僕は思考がはちゃめちゃになって、自分でも何を考えてるかわからなくなってしまうんですけど、

楽しい死に方って何かな?と真剣に考えたことがあります。

なんか、死は避けられないネガティブなイメージがありますけど、

IPS細胞とか医療の進歩はすんごいですし、

僕らが生きてるうちにAIが間違いなく人間を超えますし、

今の死への常識って絶対に通用しなくなります。

まず間違いなく病気じゃ死ねなくなるでしょうね。

そうなったら、自分で死に方を選ばないといけなくなります。

もしかしたら、死にたい人だけが参加するリアルサバイバルゲームが流行るかもしれませんし、

肉体を冷凍保存して、精神をバーチャル世界にアップロードすることで死んだことにするかもしれません。

もしそうなったときに、死に方がわからずに右往左往しなくていいように、

これなら死んでもいいわ!と思えるような理想の死に方について、

すでに死を経験している変態の大先輩から学びましょう!

権力者の恨みを買って死刑になったソクラテス

きむしゅん

今日の変態先輩はこの方!
ソクラテス先輩です

ソクラテス先輩

紹介どうも、お若いの。
ワシが哲学者のソクラテスじゃ。

きむしゅん

初めまして!

噂に聞いたんですけど、ソクラテス先輩の死に際って有名な絵画になるほど衝撃的だったんですよね?

ソクラテス先輩

ハッハッハ。そうかワシの死が絵になったか。

弟子たちにとっては、よっぽど衝撃的だったみたいじゃな。

まだまだ、修行が足りんの。

きむしゅん

そうか、死んだあとのことは知らないのか。

ソクラテスの死
「ソクラテスの死」 中央で毒杯を仰ごうとしているのがソクラテス
きむしゅん

なぜ、ソクラテス先輩は死んだのでしょう?

ソクラテス先輩

死刑じゃよ。

きむしゅん

死刑って絵画になるほど珍しくないのでは?

ソクラテス先輩

確かにそうじゃな。

そもそもなぜ死刑になってしまったかというとな、

権力者たちを論破しまくって恨みを買ってしまったからなんじゃ。

ソクラテス先輩

権力者たちはまるで世界の中心にいるかのように、民衆を扇動して偉そうにしておっての。

彼らが賢者だというので、どのぐらい賢いのか確かめにいったんじゃ。

すると、どうじゃ?

口だけは一丁前のくせに、自分で矛盾を口にしてることにも気付いておらん。

それを指摘すると逆切れしだす始末。

ソクラテス先輩

スマートフォンもない時代じゃ。

何が正しいかなんて誰にもわからん。

占いに頼らざるを得ないこともたくさんあった。

だからこそ、正しい知識、方法で政治が行われなければ、国はたちまち腐りきり、民たちは露頭に迷ってしまう。

きむしゅん

スマホは知ってるんや…

ソクラテス先輩

間違いを指摘することによって、権力者も含め、民衆の人格が善良になるように導くつもりじゃったが、そうはうまくいかんもんでの。

かたっぱしから論破したら、賢者を気取っていた彼らのメンツを傷つけてしまい、裁判で負けて牢屋に入れられてしもうたのじゃ。

ヤモ助

おっさん、調子に乗りすぎたな!

きむしゅん

おい、ヤモ助!口を慎め!論破されるぞ!

ソクラテス先輩

ホッホッホ!確かにそうかもしれんの。

じゃが、後悔はしておらん。

きむしゅん

ほっ。助かった。

仲間だろうが論破してしまう

きむしゅん

当時は警備がゆるく、脱獄も可能だと聞いたんですけど?

ソクラテス先輩

確かに、逃げようと思えばいつでも逃げられた。

看守にお金を握らせれば一発じゃ。

実際に仲間が脱獄をしようと持ちかけてきよったしの。

きむしゅん

じゃあ、ソクラテス先輩は無事に逃げられたんですね!

ソクラテス先輩

いんや。

そいつを論破してやったわい。ガハハハ!!

ヤモ助

おっさんバカだろ!

きむしゅん

いや、お前は一度論破されてこい!

ソクラテス先輩

ほう。ワシをバカと申すか、ヤモ助殿よ?

では、なにゆえワシはバカなのじゃ?

きむしゅん

あーあ。これ論破されるやつや。

尻尾切って逃げるなら今のうちだぞ、ヤモ助!

ヤモ助

なぜって、生きるチャンスを無駄にしたからな!

ソクラテス先輩

なぜ、生きるチャンスを無駄にするとバカなのじゃ?

ヤモ助

だって、死んだら終わりだろ!!

ソクラテス先輩

そなたは死んだことがあるのか?

ヤモ助

あるわけねえだろ!

俺が幽霊にでも見えるのか?

ソクラテス先輩

経験したことのないことを、なぜそこまで恐れる?

死を恐れることは、知らないことを知ってると信じる無知であり、賢くないのに賢人を気取ることに他ならん。

ヤモ助

だからって、死ぬことないだろ!

残された人の気持ちを考えたことあるのか!

あんたを慕ってきた弟子を悲しませていいのかよ!

だったら、俺はバカでもいいから生きてやる!

ソクラテス先輩

ほう。先ほどは死ぬことをバカだと言ったが、
今度は生きることがバカとな

ヤモ助

ぐはっ!

これが論破の力か…バタン

きむしゅん

ヤモ助ーーーー!

ヤモ助

呼んだか?

きむしゅん

いや、やっぱり呼んでない

ソクラテス先輩が死んでも守りたかったもの

ソクラテス先輩

誤解のないように言っておくが、何もワシは死にたかったわけではない。

死よりも守りたかったものがあったんじゃよ。

ヤモ助

おっさんが守りたかったものって?

ソクラテス先輩

より善く生きることじゃ。

ソクラテス先輩

アテナに生まれたひとりの人間として、良き市民であること。

決して慢心することなく、未知への探究を怠らないこと。

いかなる理由があろうと不正を犯さないこと。

ソクラテス先輩

仮に脱獄できたとしても、不正で手に入れた生に意味はなく、

むしろ、これまでの努力を無に返す行為なのじゃ。

ソクラテス先輩

生前の私に足りなかったものがあるとすれば、そうじゃの。

それは邪悪な心じゃ。

邪悪な心がないために、嘘が言えない。

死から逃れる方法などいくらでもある。

しかし、邪悪な心から逃れ、善く生きる方が遥かに難しいのじゃよ。

ソクラテス先輩

そろそろ時間じゃ。

楽しかったぞ。未来ある若いものよ。

あの世で今度はそなたらの死に様を聞かせておくれ。

楽しみに待ってる間、論破でもして暇を潰しておくかの。

アデュー!

ヤモ助

アデュー…?

葬式で死者ジョークを飛ばして笑いをとる

さすがソクラテス大先輩。

キレッキレでしたね。

善く生きるために、死ぬ。

凡人には理解できない考えです。

ソクラテス先輩に触発されて、僕も一時期考えたことがありまして、

こんなメモがスマホから出てきました。

死者ジョークを飛ばす?

過去の僕は何を考えてたんですかね?

葬式のあの泥のような空気で笑いが取れるとでも思ってたのでしょうか?

死なれた上に、世紀の大スベりをかまされる遺族がいたたまれない。

イケると思ってたのであれば、こんなブログを書いてないで、吉本に履歴書を送ったほうがいい。

お前なら、明石家さんまを超えられる。

死者ジョークは100%ボツなのですが、普通に死ぬのはつまらない。

何がいいですかね?

ゴールドロジャーみたいな、死後に謎を残す死に方とかいいかも。

謎解き好きですし。

生きてるうちに謎のギミックがバレないかとヒヤヒヤしながら仕込むっていうね。笑

生前に「この映像を見てるということは、私はすでにこの世にはいないだろう」なんて流れたら、恥ずかしくてその場で自殺しますが。

病死できなくなったとしたら、あなたはどうやって死にますか?

すぐには死なないからこそ、こんなことを考えられるのかもしれませんが、

死を考えることは、生を考えることと同義です。

僕は楽しめればそれでいいという幸せな脳みそをしているので、

死ぬ1秒前まで笑顔でいたいです。

そのためには悲しむ暇もないぐらい、脳内を楽しい思い出で埋め尽くさないといけません。

1日たりとも無駄にはできない。

だから、「お前変態やなwww」と自分が笑うために、こんなブログまで書いて変態を増やそうとしてます。

あなたの死んでも譲れないものって何でしょう?

どんな死に方が理想ですか?

よかったらコメント欄やTwitterで教えてくれたら嬉しいです!

それでは、この辺で!

「好き」で生きれる世界を創る 「好き」って最高ですよね。 人を好きになることもそうですけど、 僕は特に、好きなことに没頭している人を眺めるのが好きな変態です。笑 好きなことをしてる人はキラキラして見えるし、つい応援したくなりますし、僕もつられてニヤニヤして幸せな気持ちになります。 「好き」が偏ってれば偏ってるほど興奮する偏愛マニアです。笑 ブログを通して、いろんな人が持ってる偏愛を広めるとともに、普通の人が好きなことをして生きる方法を発信しています。 労働で染まった寝起きが憂鬱な人生に、少しでも「好き」の幸せを。 好きなことをして毎日ニヤニヤしてるシュンのプロフィールはコチラ

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